44話の「青のフラッグ」が神回な件、それぞれの正義がある。

スポンサーリンク

今アプリで読める「ジャンプって知ってますか?

ここでは本誌やヤングジャンプとは別にオリジナルの漫画が掲載されているのですが、その中の1つ、「青のフラッグ」の今週話が神回過ぎて言葉を失いました。

連載初期からジャンプっぽく無いと話題の漫画だったのですが、5話から急展開を見せ少年誌では珍しい「LGBT」を扱った漫画なのです。

あらすじ

高校3年生…将来の進路に悩む時期に、出会った3人の男女。彼らを待つ、甘く、苦しく、切ない日々。
青春漫画の名手が贈る”純”愛物語、開幕!!

今回は今週の44話に関してなんですが、とにかく凄い、この漫画は現代におけるセクシュアルマイノリティに対する問題がテーマで作者のKAITOさんがとても台詞を慎重に選んでるのが分かります。

教科書に掲載すべき題材です。

ここから44話の流れと感想です

一ノ瀬、ケンスケ、シンゴ、ショウコ、サヤがケンスケの家に集まった43話のラストシーンからスタートします。

事の発端はケンスケが前回トーマとマミが教室で話をしていた時に盗み聞きをしていたタイミングでトーマが同性愛者である事をマミにカミングアウトします。トーマの親友だったケンスケは激昂しトーマと喧嘩に発展します。

そして44話、冒頭に話を戻します。

5人が集まり女性陣が何故ケンスケに何故キレたか意味がわからない様子、

ケンスケは「あいつがそんな事言うのが嫌だった」と男が男を好きになる気持ちが理解できない、気持ち悪いと言うわけですね。

それに対し女性陣は「そう言う発想になるのは女相手にそういうことばっか考えてるから、おめー(ケンスケ)がキモいんであってトーマはキモくない。」と発言。

確かにそうですね、サヤの発言は納得できます。

しかしどうしてもケンスケからして異性は異性、男と女には超えられない壁があり、女性に対しては同性より気を使う場面が多く…などと話しながらも気持ちがこんがらがり、とにかく「男同士とか意味わからねえ」の考えを伝えていました、

しかしサヤは「お前の価値観とか知らねえし、『嫌い』ってさぁ、理解する気ありませーん、拒絶しまーす、って事じゃーん、確かに初見でウワって思ってもよく知るとアリだったりしてさぁ、よーするにさぁ、めんどいからもーいいやって放棄して嫌いって言って拒絶してるだけっしょ。 てかそもそも理解できてる事なんてあんの?情報鵜呑みにしたりしてマジで理解出来たことなんて無いっしょ、なのに意味わかんないって癇癪起こすのはバカ中のバカって感じ、誰かが誰かを好きになるのは自由じゃん、嫌だったら関わらなきゃいいじゃんって話、マジクソ迷惑、マジで自己中だよね、、」

と3ページに渡ってサヤがケンスケを正論で黙らす様に語りますが仁井村が遮って

「今お前らがしたこと、ケンスケがした事と何が違うんだよ」と発言、「感情は自然に湧いてきてしょーがねぇんだろ?だったら嫌いって感情もしょうがねぇんじゃねぇの?周りと違う意見のやつは感情消して黙ってろってか?結局おめーらは都合悪い奴を排除したいだけなんだよ」

とここも納得せざるを得ない意見が。

そしてケンスケは昔男に痴漢された事を告白し、それがトラウマであり男性同士の恋愛感情が余計理解出来ないという事。

しかしショウコはそれでもトーマはその事実と関係ないと発言。女性陣とケンスケはどんどん溝が深くなっていきます。

しかし最後に仁井村はどっちの味方をするんだと言うショウコに対して「お前は敵が作りてぇの?」と一言。

このままショウコとサヤは帰ってしまいますがショウコがまさかの仁井村の彼女という事が発覚、もう何がなんだか。

場面は変わり二葉とマミと真澄が3人でこの件について話していて、マミは今までと全くブレないいい子だということが分かりました。超泣ける。

そしてやっぱりこの展開、二葉が私に置き換えたらどうなるだろうと発言し、

二葉「それって私が真澄ちゃんから告白されるような感じかなって大切な友達から今告白されたら私は

そう、真澄は二葉の事を異性として好きなんですね。ここで次回へ。

いやー考えさせられますね。仁井村やケンスケの会話はここではだいぶ要約しました、実際は2倍以上話してます。

人はどうしても受け入れられないモノがあります。それが今回は同性愛者だったと言う事なだけなんですね。

この漫画ではとても繊細な部分を描いていると思います。

過去のトラウマがあり同性愛を受け入れられない者、

恋愛はその人の自由だと言う事、

お互いがお互いを全ては受け入れられないと言う事、

いつのまにか人は人を攻撃してしまっているという事、

どうしようもないんです。

「他人の嗜好を理解していない」とケンスケを銃弾する2人を

「他人の嫌悪を理解していない」と銃弾するシンゴ。

どっちも正しいんですよね。どっちも自分が正しいと思ってるし、どっちも相手が正しくないと思ってる。間違いであって正解なんですよね。。難しい。

こうやって全てが正論に見えるんですがそれを真っ向から批判的に捉える漫画はあまり読んだことがないです。

誰かが勝者という事はなく、誰もがこの話の当事者になる可能性がある、という事をもしかすると「青のフラッグ」は伝えてくれているのかもしれません。

まだまだこの物語は続いていきますし、目が離せません…

話のレベルが高すぎる

コメント

タイトルとURLをコピーしました