日本代表として約10年
主軸として活躍、クラブではプレミアリーグ優勝に導くなど数々の栄光を掴んできた男、岡崎慎司。

しかし、テレビで観てて一つ疑問に思ったことはないだろうか。
今回の記事では簡単な経歴とそんな疑問の理由と答えを提示していく。
経歴

入学した際には鈍足と技術の無さから、監督に「お前は3年間試合に出れないかも知れないぞ」と言われるも、1年生からレギュラーとして試合に出場、その年の選手権はベスト4
3年生時にはキャプテンもこなし現在はJ3で活躍する森島康人らと最強攻撃陣を形成していた。

神戸と清水からオファーを受け「よりレベルの高いチームで」という理由から清水を選択。
だが当時FWが8人いる中で彼は8番目の選手だった、サテライトリーグでさえ出番が回ってこない始末。
しかしたまたま空きが出たボランチでチャンスが回ってくると、今までの鬱憤を晴らすかのように豊富な運動量を披露、
いつのまにか相手ゴール前に走り込んだと思えば、いつのまにか自陣のゴール前に・・・と鬼の走量で活躍、徐々に出番を得はじめると、公式戦にも絡みだし、
2008年シーズンには10得点
翌2009年シーズンには14得点
そして2010年シーズンには13得点とにコンスタントに結果を残し、シュッツトガルトへ移籍

加入直後からスタメンに定着すると持ち前の運動量と献身的なプレーでチームの一部残留に貢献、
しかしうって変わって翌年は3得点と不調に悩む

翌年2013年に同国のマインツに移籍を決断、
毎試合好調をキープし、キャリアハイの15得点を記録、翌シーズンも12得点と結果を残し、ドイツでの評価がうなぎのぼりに。

シーズン前は降格候補筆頭だったものの、ふたを開けるとまさかのプレミアリーグ優勝。
伝説チームの主力として1シーズン、イングランド代表のヴァーディと最強2トップの一角としてフル稼働。
翌年のチャンピオンズリーグでは初ゴールを決める。
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そんな輝かしい実績を持つ岡崎慎司、
そんな彼は香川真司や乾貴士のような繊細なテクニックは持ち合わせていないし
吉田麻也のような素晴らしいフィード力を持ってる訳でもない、しかし、彼にはとてつもない武器がある。

彼の魅力で最初に思い浮かぶのは何といっても目の前のボールに食らいつくいわゆる「泥臭い」プレーと「献身性」だ。
ラインを割りそうなボールにも必死で喰らい付き、相手に潰されても笑顔で立ち上がる、
そしてヨーロッパでは献身性が光る選手のことを「タンクを空っぽにする」と例えるらしいのだが、まさに岡崎慎司はタンクを空っぽにする、しかも練習中も終わる頃には「タンクを空っぽにしている」のだ。
ここまでチームに犠牲を払える選手は世界を見てもあまりいない、だからこそ、岡崎が世界で通用し、重宝されているのだ、
この2つの特徴が良く現れているシーンがある、
動画で見てみよう
#LEI 1-0 #CHE
岡崎の泥臭いゴールでレスターが先制#EFLCup#LeiChe pic.twitter.com/yjdp3FfjIL— NEsports (@NewEpoch_Sports) September 21, 2016
このゴールまでの流れで彼のセンスが凝縮されている。
スペースに入り込み相手の注目を真ん中に集めてから、ダイレクトでサイドの味方へパス→少し膨らんでから味方のクロスにニアで突っ込む→ボールが後ろへ逸れた後も目を離さずにこぼれてきた所を誰よりも早く詰めてゴール。

完璧かよ。
そしてもう1つ、
記憶にも新しい2018ロシアW杯グループリーグセネガル戦でのシーン、
本田圭佑が起死回生の同点ゴールを決めたシーンですが、ここでも岡崎慎司のとてつもないビッグプレーがありました。
https://twitter.com/soccermaniablog/status/1010925635525472256?s=21
大迫選手からのクロスただ1人飛び込み、(ここに岡崎慎司がいるからゴールキーパーも飛び出さざるを得なくなり、相手もマークに集中した)
その後に乾からの折り返しをキーパー進行方向をブロックしてスルーして潰れ役、そしてフリーの本田圭佑がゴール(このシュートもまた難しい!)

なんて素晴らしいプレーなんだ。
これが彼のプレーなんです。
決して派手とは言えない、縁の下の力持ちかもしれない、が、チームには欠かせない選手です
2018-19シーズンでレスターを契約満了で退団した岡崎慎司選手、移籍先はまだ正式決定されていません。
しかし、どこへ行っても彼は彼なりのプレーで僕達を沸かしてくれることでしょう!!